2012年1月20日金曜日

小さいことがきっかけでふっきれること

最近、新聞記者でアートを担当している女性と知り会いました。その週末にはシンフォニーのリハーサルに誘われてびっくり。こちらにきていろいろお誘いがあっても気がのらないことがほとんど。でも彼女とは会ったときから何か感じるものがあった。彼女はとっても普通な人。たいへんだったときの話も平気でする。飾り気も無いなので一緒にいてもとってもらく。おまけに環境も違うので色々な話もできておもしろい。その彼女が友だちのバイオリニストを紹介してくれるという。「私、話が合うかしら?」とちょっぴり不安。紹介された二人は普通な感じの人。そしてとってもやさしい雰囲気で落ち着く存在。
私の夫はアメリカ人。現在、すんでいるところは彼が育った場所。彼の昔からの知り合いも多いし、仕事関係で知り合う人も多い。ネイティブばかりの環境で会話の中でおいてけぼりを感じてしまうのこともある。だから会話についていけない時、自分の伝えたいことが上手く伝えらない時は自信をなくす。そして、そんな事がいくつか重なると人から誘われても気乗りがせず、「何で私なんかさそうのかしら?」と思うがある。
そんなネガティブ思考はだめだと思っていてもなかなか性格はかえられない。しかし、今の自分でいいじゃないと思えるようになった。それは小さなことがきっかけ。
娘と読みはじめたのは、小さいころ好きだったスプーンおばさん(こちらではミセスペッパーポットというタイトル。訳すとコショウ入れおばさん?)。おばさんが主役の子どもの話はめずらしい。主役のスプーンおばさんはたいへんなことがあっても動じず、「困ったね」と一言もらすと次の行動をおこす。おばさんらしくはじらいはなく度胸はある。「わたしゃ普通のおばさんだよ!」と堂々という。とっても魅力的なスプーンおばさん。
特技はないけれど自分の好きなものはしっかりあるし、同じ波長の人だってみつけられる。「うん。私も普通のおばさんだよ」と堂々としてればいいんだ。スプーンおばさんのおかげでなんかふっきれた。けれど身だしなみは今のままではいけないので少し気を使おう。

寒いからか明るい色の服をきたくなる。パンツは赤。そして明るいブルーのスカーフに少し濃いブルーという組み合わせ。この色見覚えあり。気狂いピエロの映画の色がまさにその色。もちろん私とはほど遠い素敵なイメージですが映画のシーンを思い出すわたし。



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