2010年10月19日火曜日

アート

 引越してから3ヶ月経ちようやく落ち着いてきました。引越はかなりの体力が必要だとあらためて思いました。最初の1ヶ月はなんか疲労感たっぷりの毎日でした。疲れのため記憶がないくらい。主人が親しくしているギャラリーで見て一目惚れをしたのはPeregrineの絵とScott Gobberの「TIRED」。実物は大きかったのでそれより若干小さいものを作ってもらいました。




 不況のご時世なのにこのギャラリーの売り上げは増えているとのこと。アートの販売だけでなくフレーミングもやっているのですが、そのフレーミングがとても素敵。フレームの質の違いをこちらにきて初めてしりました。絵を買うときはいつも気に入ったものを買うのですが高いものを買ったら高く転売も可能なのかも…女優デミ・ムーアは、15年間所有してきた19世紀のヨーロッパ絵画2点を自宅をリフォームするのをきっかけに手放すことにしたそうです。フランス人画家William Adolphe Bouguereauの「Frere et Soeur」と、ベルギー人画家Alfred Stevensの「Mere et ses Enfants」サザビーズの落札予想額は最大で約1億4000万円。オークションの開催は11月4日。


Frere et Soeur

Mere et ses Enfants



こちらではすでに上映は終わっていますが、東京では11月13日から11月13日から渋谷のイメージフォーラムで上映される佐々木芽生監督のドキュメンタリー映画「ハーブとドロシー」を是非みたい。映画の内容は1960年代からスタートしたアート収集のコレクションは4千数百点のハーブとドロシー。20世紀アート史で重要な現代美術コレクターとして数々のメディアで紹介されるこの二人。夫ハーブは元郵便局員、妻のドロシーは元図書館秘書とお金持ちではありません。夫婦は妻ドロシーの給与で生活し、夫ハーブの給与で作品を買ってきました。二人のアートを買う上でのルールは自分たちのお給料で買えるもの、そして二人の住むマンハッタンの1ベッドルームアパートに収まる小さいもの。二人のアパートの壁は隙間もないほどアートで埋め尽くされています。1992年、コレクションの全てをアメリカ国立美術館ナショナルギャラリーに寄贈 1000点余りは同美術館の永久保存に、そして残りの作品群は、アメリカ史上でも最大規模のアート寄贈プロジェクト『ハーバート&ドロシー・ヴォーゲル・コレクション 50 × 50』として全米50州の美術館に50点ずつ、合計2500点寄贈されました。

ハーブとドロシー

映画に関する記事より抜粋:(監督が)彼らになぜこの作品が好きか聞いても「これが好きだから。これが美しいから」との答え。なぜすばらしいかその理由も聞き出せず困った監督はイタリアのアーティストルチオ・ポッジィに相談すると『だからあの2人はすばらしいんだ。みんな理屈をこねるけど2人の目を見てごらん、ものすごい目で作品を見るだろう』って。見て見てとにかく見て、見えてくるものを自分で発見する二人。その二人の目を撮る監督。実際に二人は美術の勉強もしています。知識をひけらかすのではなく好きなアートにのめり込んでいくのでしょうか。映画をみていない私ですがイメージが広がってきます。

アサヒドットコム http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201009150242.html 

シネマトゥデイ http://www.cinematoday.jp/page/N0018299?g_ref=twitte

 日本ではアートを買うことも無かったのですが。その理由はひとつにギャラリーは私には敷居が高い存在でした。入りやすいものもありますが、画廊とつくとそれだけで恐れ多いと思うのは私だけかしら。家が狭くてもハーブとドロシーのようにアートは買えるんだ。そしてアートが好きなら敷居の高さなんて関係ないのだろう。やはりアートは好きになることが一番。壁が増えた分、飾れる場所もたくさんあるのでこれからはハーブとドロシーを見習って好きな作品をじっくり見なければ…


 明日は娘の誕生日。今日はカップケーキを作りました。フロスティングが欲しいというので明日作ってカーップケーキの上にのせてそして幼稚園に20人分のケーキを持って行かなければ...夕方までにお家で食べるケーキも作らないといけないので明日は忙しくなりそうだ。失敗したらお店に買いに走らねば...娘のリクエストは生クリームとイチゴのケーキ。日本ではオーソドックスなケーキだけどこちらでは見つからないだろうな。

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